ケーブルの断線箇所の判定に有効なのは、ケーブルの静電容量を測定する事です。
シールド構造のケーブル以外に、マルチケーブル等2本以上の線が平行している構造のケーブルであればこの方法は有効になります。(電ドラでもOKです。)
仮に、マイクケーブルのHOTが断線している場合、まずマイクケーブルのメス側HOT‐COLD間、オス側HOT‐COLD間でそれぞれ静電容量を測定します。この時、メス側4000PF(ピコファラッド)、オス側100PFの値が出たとします。比率にすると40:1です。これをマイクケーブルの長さに対応させると、40:1の所に断線箇所があるという事がわかるわけです。(一般にケーブルの静電容量は単位長あたり、ほぼ一定しているからです。)従って、1mあたりの静電容量がわかっている場合は、断線箇所をmで知ることもできます。
以上の測定には静電容量を測定できる機能があるテスターが必要になりますが、気をつけなければならない点として、何も接触していない状態でも多少の静電容量が出るので、その値をゼロとして考えなければいけません。(テスターの線も2本平行しているため)
また、測定自体は、分解能の高いテスター(0.1PF分解能)を使用し測定作業に熟練すると、誤差1cm以内での断線箇所の特定も可能になります。
宇都宮
|